「ほっと、コンサート」、のサプライズ

 先週の16日(水)に洞峰公園多目的ホールで、恒例の「ほっと、コンサート」を開催しました。三方に大きなガラス窓があるホールからは、大きな池に葦がなびき、アオサギが遊んでいるという、まるで動く名画のような景色が見えます。
スタッフは「大人のしゃべり場」の常連が自発的に買って出ています。
過去2回は、労力のほかにイベントの費用まで負担するという、今時珍しく無償ボランティアで実行してきました。今年は、「パルシステム茨城」から支援金が出て、みんな少し気持ちに余裕がありましたが、逆に無料参加券を発行したものの、当日どれだけ来てもらえるかが、心配でした。開演10分くらい前くらいに、フロワいっぱいの人が集まりました。最初は、この厳しい社会の風に耐えられず、今療養中の青年がギターの弾き語りを上手に演じてくれました。次はスタッフの朗読ですが、会を重ねるごとに上手になり、リダー格のSさんは、プロ級の上手さになりました。もう誰も彼女をウツだったとは思わないでしょう。朗読をハーモニカの効果音で傍で助っ人したTさんは、さりげなくいつもSさんを支えています。
 この1部は、平和を考えるコーナーとして、地元のお年寄りの戦争体験を取材し纏めて朗読することにしていますが、今年はBさんの「従軍看護婦の体験」を舞台に上げました。Bさんはご高齢で当日も参加してもらえそうになかったのですが、ご子息が車椅子でお連れ下さって、朗読を聞いてくださいました。朗読が終わって拍手の中、Bさんが、私が一言話したいと申し出られ、車椅子も要らないほどの元気さで前に出られ、しっかりしたお話をなさいました。これには付き添いのご子息もスタッフもびっくりでした。「今日のおふくろは、どうしたのでしょう!」とご子息は繰り返しておられました。
年齢や性別、健康、不健康などみんな超えて集まろうと言う集まりは、
明日があるさ」の全員合唱で幕を閉じ、帰路公園の遊歩道を大声で歌って帰る主婦のグループなどもあり、成功裏に終わりました。
みなさん、来年も元気に会いましょう!という私が危ないかもしれませが、、、。資金支援と参加してくださった皆さんに感謝!