先日「日本の青空」大澤豊監督作品を観た。その中に、女性の参政権を、獲得する理由に、女性が政治に参加できれば、戦争はなくなる。女性は命を育む性だから、戦争には反対なのだから。という意味のことが言われていた。「果たしてそうかな?」と、思う。
例えば、今、北朝鮮の脅威論に乗って、日本もそれに対抗すべき軍事力を持った方がいいと、考える女性はかなりいる。
参政権がなかった戦前の女性たちには、国政の方向づけをすることはできなかった。男たちが決めたことに協力せざるを得なかった。そして、大きな犠牲を払わされたのは、私の母の時代の女たち。
男たちも戦場へ駆り出され、多くの犠牲者を出した。憲法に女性の参政権を、書き込まれた時の女性への期待を改めて考え、女性が政治に関心を持ち国の方向付けに、責任持って参加しなければ、と
思った。