10月20日

高校の同窓会、この時期、イベントが重なって、どれを優先するか迷ってしまう。高い会費に会場の魅力のなさなどでか、年々参加者が減っているようだ。総会出席は女性一人だった。あまり寂しさはない。もともと女性の仲間に入れてもらえてない気もするし。
さて、今回では、先輩に思わぬ人がいらっしゃることが分かった。一人は、拙作「嘘だと言って下さい」の伴奏に、駆けつけてくださるY氏、もう一人は、連れ合いの元の職場の上司M氏だ。
お二人とも同級生で、あの東京大卒。もちろん、社会的なステータスは、立派なもの。Y氏は、私が長崎で教師をしていた頃に仲良くしていたTさんの義兄、不思議な縁だ。
もっと言えば、「嘘だと言って下さい」の詩は、Tさんと私の共通の知人の死を、Tさんが「Oさんは、白血病で死んだとさ」と教えてくれたのが元で、それから十数年後に書いたもの。Oさんの早世にはショックを受けた。この詩に曲をつけたのは、同級生の弟さん。2年前、つくばでコンサートを開いた時、Yさんの妹さんが、熱唱してくださった。それが、手作りのCDになり、口コミで1500枚以上も出てるという。「嘘だと言って下さい」を広める会というのを立ち上げた人がいて、静かに広がっている。
私としては、強烈な反戦歌として、歌で、平和への想いを広めたいと思って実話を込めて作詞した。駄作でも、多くの人に受け入れられれば、嬉しい。つくづく、男女の縁に限らず、「縁」は異なもの味なものだと、思う