平和・協同ジャーナリスト基金

平和・協同ジャーナリスト基金をご存知だろうか?1995年に元日本弁護士連合会会長、中坊公平氏、慶応大名誉教授、白井厚氏、東京経済大名誉教授、色川大吉氏他の方々が発起人になられ設立された。運営委員の代表は、元朝日新聞の記者だった岩垂弘氏で、設立当時、ご自分の退職金をつぎ込まれたと聞いている。岩垂氏は、現役時代から、ずっと広島、長崎を追い続けておられ、今でもあの猛暑の広島、長崎に出かけておられるという。
この基金は、市民一人一人の小さな寄付でまかなわれ、一口1000円何口でもOK.
今年も7日(金)の夜、基金賞の贈呈式があった。今年の大賞は、東京新聞編集委員、半田滋氏の「新防人考・変ぼうする自衛隊」だった。詳しくはhttp://www.pcjf.net/でご覧いただきたい。
この賞は、商業ペースにのりにくいが、「平和」と「協同」の視点から、後世に残しておきたい著作、新聞記事、映像、などに賞が贈られる。コピーは「平和と協同のための日本版ピューリッツア賞。」
選ばれる対象は、組織内で活躍するジャーナリスト、フリーで活動する者、全て、平等で内容で選ばれることになっている。フリーで仕事をしている者としては、財力に限りがあって、組織のバックアップがある人とは、自ずから限界があるからちょっと不公平に感じたことがあった。今回の奨励賞には、団体、個人とも、骨のある作品が受賞した。組織で仕事をされている人と伍して個人で受賞された方はきっと、大きな自信になることと思う。体制におもねない作品を、後世に残すために、皆様のご支援をお願いしたい。
基金の口座番号は、
00110−8−651888 平和・協同ジャーナリスト基金(PCJF)