Mさんのこと

あけまして、おめでとうございます。
ブログにご無沙汰していて、もう1月も半ばになってしまいました。
昨日は、今年初めての「大人のしゃべり場」でした。暮れに「ほっとコンサート」を開き、大盛会に終わりました。ストレスなどの原因で精神的にバランスを崩した人たちの施設からも、若い青年たちが参加してくれ、Nさんは会場とステージと一緒に歌う時、ギターで伴奏をしてくれました。彼は本番までに一生懸命練習もやり、無事役割を果たしてくれました。
もう一人のMさんは、自作の短歌をステージに上がって読んでくれることになっていましたが、彼の姿はありませんでした。彼は短歌に興味があり、短歌に関する話には熱がこもっていました。彼の作品を皆さんに耳から聞いてもらう機会を提供することになったわけですが、真面目な彼には、初めてのことでかなりのプレッシャーになったのかもしれません。どの作品にするかと決める時、緊張した表情と何回もタバコを吸いに席を立つので、「あまり緊張しないで。もしやりたければの話なので」と念を押したのですが、やってみたい気もあるのか、断りもせず、本番になってしまいました。聞けばMさんはコンサートの日は、体調を崩し入院したということでした。では、新年には会えるかと思って楽しみにしていたのですが、昨日も現れませんでした。
やはり、コンサートの件が、病の引き金になったのではないかと、心配になっています。それにしても、精神を病むのが男性に多いのは、この日本社会の男性に対する責任の重さににあるのではとも思います。