おめでとう!オバマ大統領にノーベル平和賞

 今日のホットニュースに「オバマ大統領にノーベル賞」があります。
プラハでの演説で、米大統領としては、画期的な発言だと思いました。1945年に広島、長崎に原爆投下後、米国は世界中に核兵器投下によって、戦争を終わらせ、犠牲者を少なくしたと、世界中に宣伝してその正当性を主張してきました。長崎の被爆者が、放射能の怖さを知ったのは、原爆投下から約10年後くらいからでした。それもはっきりしたデーターは示されず、長崎では家族が、親戚が、友人が、なぜか早世していくのを、不思議に思いながらも原爆と結びつけて考えることをしなかった人たちが多かったのです。
私の友人たちも、20歳を過ぎた頃から、白血病や癌で他の地域の人たちと比べると多く亡くなっています。
核兵器の怖さ」を最近になって改めて感じています。

過去に住んだ東南アジアやヨーロッパでも、やはり「米国の原爆投下は正しかった」という人々の意見が多かったのに驚きました。
 投下した米国では、退役軍人たちの圧倒的な「原爆投下正当化の意見」に押されて、スミソニアン博物館での原爆展は拒否され続け、大統領が核兵器廃絶など言い出すことなど、絶対にない状況だったと思います。

「言うは易く、行なうは難し」で、オバマ大統領の目的はなかなか実現できるものではないでしょう。しかし、以上のようなことからすれば、
先ずは言い出す勇気を大いに買いたいものです。

まずは、オバマ大統領に、「おめでとう」を言いたいと思います。