広島、長崎でオリンピック!

 この11日、広島と長崎の市長が、2020年のオリンピック招致の意向を表明しました。

実現すれば、かなり世界の人々の「核兵器廃絶」への意識を高めることが出来るのではないかと期待します。
というのは、日本人がアジアの国々の戦争記念館を訪ねようとあまりしないのと同様、広島、長崎の原爆資料館を訪ねる外国人は、そう多くはありません。誰でも、楽しい旅行に暗くて思い歴史を見る時間をとろうというのは、意外に覚悟がいるかもしれません。

 そこで、スポーツの祭典が開催されることになれば、世界の若者に1945年夏、日本の広島と長崎で何があったのか、それが今の世界にどう繋がっていて、今、自分たちが生きている地球がどういう状態になっているのか、考えてもらえる機会になるかと思います。

よく、スポーツを政治と結びつけるなと言われますが、「核廃絶」は、政治というより、人間が地球上に生存していくための根本的な問題ですから、大袈裟に言えば、人類存続のためにも「この大きなイベントが、実現されればいいなあ!」と期待しています