過去官僚はよく、現在官僚はだめな話

 今日から国会が始まりました。昨日は参院補選で、2議席とも民主党が勝ち、単独過半数にあと1議席となりました。
 それにしても民主党の議員さんは、過去官僚が多いですね。昨日の一人は過去官僚、閣僚も半数以上?は過去官僚の方々です。
現在官僚の関与を許さないで頑張って、これまでの政策を見直しをしている姿は、国民の一人として「よくやっている」と感心しています。
 それができるのは、過去官僚が、かなりの専門的知識と経験を持っているからではないでしょうか?(現在官僚は、暇かと思ったら、依然として待ちぼうけの午前様らしい。)

 イギリスの議会をモデルにしての民主党の改革だそうですが、イギリスや、フランスの議員の質の高さを忘れて安易に政治指導を真似すると怖いものがあります。あちらの議員さんは、専門分野の論文をいくつかこなしている人、その実践を自らやった人など、これまでの日本の議員さんとは、比べ物にならない(失礼!−選ぶ方の責任ですが)ほどの質の高さがあるのです。

 日本郵政次期社長にまた過去官僚の斉藤次郎氏が選ばれました。
これは、脱官僚、渡りを排除するという民主党の方針からすれば、あり得ないことです。
こうした矛盾がでてくるのは、何でも一辺倒にくくるという、日本人的?思考の余裕のなさにあるのではないでしょうか?
官僚の渡りでの税金の無駄遣いには、厳しく対処するとしても、国の政策に当たる人材は、民間でも過去官僚や現在官僚でも適任者を当てるという発想があっていいのではと、「ではの神」は思います。