常岡浩介さんの無事を祈ります!

 びっくりしました。常岡浩介さんが、誘拐されてのではないかというニュース。この人とは、1昨年、「平和、協同ジャーナリスト基金、奨励賞」を受賞された時、交流会でことばを交わした人です。

彼の著書に「ロシア語れない戦争ーチェチェンゲリラ従軍記」アスキー新書を読むと、厳しい現地の環境の中にほんとに入り込んでのレポートで、命をかけての報告になっています。この中で、何回か常岡さんは世間的には行方不明になったことが記されています。どうか、今度もその程度のことであって欲しいと、願っています。

この人も、先に記述した伊藤明彦さんと同様、一時期、NBC長崎放送)に在籍した記者だった。フリーになって平和の大切さを伝えるために活動し始めたのは、組織に居ては、「平和、戦争」などの永遠の人類のテーマーは追えないから、あえて厳しい道を選んだのだろうと思います。

NBCは、長崎の放送局として平和への取り組みは、地道にやっている方だと私は思っています。「平和、協同」という分野はけしてメジャーではないですが、なくてはならない大切なものです。

常岡さんは、チェチェンだけでなく、ロシアも取材して、公平な視点でレポートしたかったが、事情が許さなかったことも、例の本に書いてあります。外国では、そうしたニュートラルの姿勢は理解されず、スパイに誤解されてしまうのでしょう。
戦後の日本人は、平等、公平の精神が、どこの国より、植えつけられた国民ではないでしょうか?

もし、今度の常岡さんの事件が、誤解に基づくものであれば、ほんとに残念です。
「平和、協同ジャーナリスト基金奨励賞」は、これからますますの活動を期待して贈られる賞です。常岡さんは、その期待を裏切らず、世界を視野に「人類の幸せ」を追求していける人だと確信しています。

どうか、無事であって下さい!!  

さて、彼のために、今、何ができるのでしょうか?