小沢さんは、凄腕の演出家?

 先日のトップ交代、歌舞伎でも見ているようで、その手があったのかと、思いました。民主党の中で「政治と金」の問題で、悪役を演じてきた鳩山さんと小沢さんが差し違えで職を辞し、市民活動家出身と言われる菅さんが首相になる。

とたんに、国民の支持率がポーンと60数パーセントにあがった。このまま選挙に突入すれば、勝てる。このシナリオは、小沢さんという説もあるようで、もしそうだったとすれば、シナリオも舞台演出も凄い。

歌舞伎と違うところは、刺し違えたと言っても、一番の悪役がこれで果てたというわけでなく、機会があれば息を吹き返すかもしれないということですね。

「ではの神」の立場でいうと、日本の国民(私も当然含む)は、何と単純なのだろうということです。多様化の進むヨーロッパでは、そう単純には支持率は動かないと思います。

先の選挙でも、よく見ると古い自民党路線を踏襲する人物が、牛耳っていたのに、圧倒的に国民は支持しました。結果は分っていたようなものです。次回も大勝になれば、またまたわかりません。
やはり、私たち国民が、賢い選挙をするということに尽きます。