朗読の会などにご利用を!

また、暑く重い8月がきました。
9日に「1945年 夏 長崎、それから」を上梓しました。今年は長崎、広島から65年目です。そろそろ人々の記憶から遠くなってきました。しかし、直接の関係者にとっては、何年経とうとも忘れることはありません。
この度の本の目的は、「広島、長崎、被爆者の平和運動から、被爆国みんなの平和運動へ」と、願いを込めました。
この数年、被爆地ではない所で、被爆者でもない人たちが、「核なき平和な世界」をめざして、黙々と活動している人たちに出会いました。
きっかけは、「嘘だと言ってください」(被爆者の悲恋物語)と「明日が来なかった子どもたちから、今を生きるあなたへ」という私の作品を、朗読やコンサートで上演してくださる方々が、出てきたからでした。今までに長崎市をはじめ、瀬戸市柏市、日野市、横浜市つくば市筑西市、東京都大田区牛久市などで、朗読会やコンサートが開かれました。各地の催しの度、お粗末なコピーをお渡ししていたのですが、この度、本にすることができ少しは格好が付くことになりました。日本の各地で、平和活動をしていらっしゃる団体や個人の方々に利用していただければと、願っています。広島、長崎の直接の関係者が、熱心に「核なき世界へ」と、取り組むのは当たり前かもしれませんが、そうではない人たちが、この問題に取り組んでいらっしゃることに感動しました。今度の本は、耳から聞いてわかり易いことばで、作品をまとめました。興味がある方は、
角川出版企画センター、
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