護国寺さんで平和の鐘を一振り

 8月9日、長崎の原爆忌、朝から文京区の護国寺さんに出かけました。天気予報では雨時々雷もとのことで、これは誰も来ては下さらないだろうと思いながら、山門をくぐりました。
「平和の鐘、一振り運動」を4年前から国内で呼びかけていますが、護国寺さんは、最初から実行してくださっています。今年は4回目で、やっと私も参加することが出来ました。
大きな梵鐘は、鐘楼いっぱいにあるような感じで、その周りを囲んだ
10人ほどでいいぱいになりました。
時計も設置してあって、かっきり11時2分に一振り目が、撞木で打ち鳴らされました。その荘厳な響きは、身体の心底まで響きました、一突きは、だいたい2分20秒だそうです。広島がたった10秒で壊滅したという報告から、その威力を一突きの鐘の音にして感じてほしいという願いですが、2分20秒だと14回、広島の町が壊されるということになりますので、改めて核兵器の怖さを感じました。
梵鐘の音に圧倒され、思わず撞木から手を離してしまいましたが、毎年鳴らしてくださっている方々が介添えしてくださり、事なきを得ました。般若経もあげてくださって、ほんとにいい供養になりました。
参加してくださった皆さんに心から感謝いたします。
そして、毎年、場所を提供してくださる護国寺さんにも感謝でいっぱいです。
 鐘を撞き終わり、しばらく談笑していますと、鐘の音がしたからと、駆けつけてくださった年配の女性もあり、改めてお寺の鐘の反響は素晴らしいと思いました。長崎を最後にしてという願いと平和を誓う有意義な時間を過ごすことが出来、充実した気持ちでした。曇り空で暑くもなく絶好の平和の一振りになりました。

来年もあちこちで、平和の鐘が鳴りますよう